禁煙しようと考えている方に朗報です!
平成20年7月1日より、八重洲クリニックでも保険適応によるニコチン依存症の治療が可能になりました。

『日頃のストレスが原因でタバコをやめられない!』と思っている方、とても多いのではないでしょうか?
しかし、それは大きな間違いです。

ヘビースモーカーの皆さん、朝起きるとまずタバコをくわえライターをカチッと・・・『タバコを吸わないと目が覚めないんだよね』ぷはぁと、
大きく煙を吐きながらつぶやく場面が思い当たりませんか?
ちょっと待って下さい!人間は睡眠を十分とった朝が一番リラックスしているのでは?どうしてストレスのない朝のタバコがこんなにも
おいしく感じるのでしょうか?そうです。皆さんが大きく誤解をしている点は、ストレスが喫煙を誘引するのではなく、
その逆、喫煙がストレスを誘引するということです。

タバコに含まれるニコチンという物質を摂取すると、脳内の細胞よりドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
このドーパミンと呼ばれる物質が、人間の快楽に大きな影響力を持つことがわかっています。
喫煙者は皆、この快楽を求めタバコを吸い続けるのですね。
禁煙状態が続き、快楽が得られていないときにイライラした不安定な状態になっているのです。なので、長時間タバコを我慢して
ドーパミン欠乏状態である朝の一服は、かなりのご馳走ということになるのです。

この快楽はなかなか捨てがたいものがありますが、しかし、タバコが身体に及ぼす数々の影響は、皆さん十分ご承知のことと思います。
この機会にぜひ禁煙をしてみてはいかがでしょうか?

以下の条件にあてはまる方は、保険適応にて禁煙治療が可能です。
1. 現在入院中ではない方。
2. 直ちに禁煙することを希望し「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療プログラム
(12週間にわたり計5回の禁煙治療を行うプログラム)について説明を受け、該当プログラムへの参加について文書により同意している方。
3. 禁煙指数(ブリングマン指数)が200以上の方。
    ブリングマン指数=1日の喫煙本数×喫煙年数
    (例 1日20本、15年間の喫煙歴 → 20×15=300)
4. タバコ依存症スクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断された方。


タバコ依存症スクリーニングテスト(TDS)
設問内容 はい
1点
いいえ
0点
問1. 自分が吸うよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
問2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
    (イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、
    手のふるえ、食欲または体重増加)
問5. 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8. タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問9. 自分はタバコに依存していると感じたことがありましたか。
問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
合計5点以上がニコチン依存症となり、保険適応にて禁煙治療可能となります。
では、実際に禁煙を始めるといったいどのような症状や改善効果があるでしょうか?
禁煙期間 効果
20分 血圧が正常になる
8時間 血液中の酸素濃度が正常になる
24時間 心筋梗塞のリスクが減る
48時間 味覚・臭覚が回復し始める
2週間 循環機能が改善し、歩行がらくになる
6週間 咳・疲労・息切れ改善
5年 肺がんのリスクが半減する
10年 肺がんのリスクが非喫煙者と同様になる
このように、タバコをやめるのに遅すぎるということはありません。禁煙の効果は高齢になってからでも同様に症状改善してきます。


※ 禁煙補助薬としてバレニクリン(チャンピックス)を用いる場合、薬価収載から1年間(2009年4月末まで)は1回14日分を限度とする投薬制限が適用されるため、6週間後と10週間後にも診察と投薬があります。
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